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賞金総額1億2000万円のドバイ・ドローンレース 米・欧・アジアのチームも本戦出場狙う

3月11日にドバイで開催される賞金総額約1億2000万円のドローンレース「World Drone Prix in Dubai」。賞金総額の規模が話題を呼んでおり、ドローンを知らなかったひとも、このドバイでのレースには注目しているのではないだろうか。

本戦に出場できるのは32チーム。規定のコースでドローンを飛ばしている映像が審査対象となる。

日本では2月14日、慶應義塾大学SFCで本戦に向けた選考会が開催される予定だ。日本選考会では、レース開催地となる慶應義塾大学SFCに所属する学生が立ち上げたチームを含め10チーム以上が参加することになっている。

一方、世界各地でも選考会が開催されており、本戦に選抜されると思われる強豪チームが続々登場している。

米ロサンゼルスでは2月6日、LEDを使ったコースで選考会が開催された。トップドローンレーサーが集まる米国ならではのハイレベルなレースとなった。

この映像からもお分かりの通り少しの操縦ミスが命取りとなる難関コースでの選考会だ。映像が審査対象となるため、このような迫力ある映像は本戦出場に向けてのアピールポイントにもなる。

ここでドバイのレース運営本部が参考にしていると思われる世界クラスの操縦スキルとはどれほどのものなのか少し紹介しておきたい。

規格外の動体視力、瞬発力

これは昨年米国で開催されたドローンイベント「F3 EXPO」でのレースシーン。パイロットは『Catalyst』でも何度か紹介しているCharpu氏だ。

ドローンレース経験者でなくとも、この映像の迫力からハイレベルな操縦スキルであることが伺えるかと思う。

驚くことにCharpu氏のドローン歴はそれほど長くはなく、短期間で世界クラスのドローンパイロットになった。Charpu氏は常に全速力でドローンを飛ばすことを心がけているようで、それが短期間での操縦技術向上につながっているように思える。速いスピードで飛ばすことで、動体視力や瞬発力が向上し、それが操縦技術全体を向上させるからだ。

ドバイのレース運営本部が、ドローンレースを2年ほど前から先導してきたCharpu氏らパイオニアの映像を参考にしているのは間違いないはず。また本戦出場を狙う世界各国のチームも、こうしたパイオニアたちを追従してくると思われる。

ダークホースはアジア勢

ロサンゼルスに加えカナダですでに選考会が開催され、さらにドイツで2月13日に選考会が開催されることが決まっている。

アジア圏内で公式に選考会を開催するのは日本だけだが、個人でレース映像を撮影するチームが出てきており、アジアから複数のチームが本戦に出場する可能性も大きい。

アジアでドローンレースが盛んなのが、ドローンレースの国際的団体AerialGPが拠点を置くマレーシア、インドネシア、韓国だ。

意外かもしれないが、マレーシアやインドネシアのドローンレース人口は少なくない。定期的にレースイベントを開催しており、年々参加者は増えているという。ドローンを飛ばせる広大な土地を有していることに加え、日本のような規制がないことが、参加者増の背景にある。ドバイでの本戦出場を狙うパイロットは少ないはずだ。

Aerial GPマレーシアのFacebookページ 「いいね」数は5000を超えているAerial GPマレーシアのFacebookページ 「いいね」数は5000を超えている

日本選考会は2月14日

シンガポールでもAerialGPはないものの、ドローンレースのローカルコミュニティがいくつかあり、週末になるとレースイベントが頻繁に開催される。地元シンガポール人だけでなく、イギリス人、ベトナム人、ミャンマー人、日本人などが参加する国際色豊かなドローンレースになるのが特徴だ。シンガポールでもドバイの本戦出場を狙うパイロットは多い。

このように米国、欧州、アジアと世界中で盛り上がっているドローンレース。そしてドバイでのレースは今年開催される最大級のものなだけに世界が注目している。

2月14日に慶應SFCで開催される日本選考会は、ドバイ本戦に出場する日本代表チームが集まるレース。今後世界中でさらに盛り上がるドローンレースを体感できる絶好の機会となるのは間違いない。ぜひ足を運んでみてほしい。

World Drone Prix In Dubai 日本選考会

開催日時:2016年2月14日(日)

9:00~17:00 ※雨天の場合は2/15に順延(予定)

開催場所:慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス 大学グラウンド

入場料:無料

詳細情報はWorld Drone Prix In Dubai 日本選考会ホームページへ

http://www.wdpjapan.com/

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