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ドバイ開催・世界最大級のドローンレース 日本選考会は2月14日慶應SFCで開催

3月11日、賞金総額100万ドル(約1億2000万円)の世界最大級のドローンレース「World Drone Prix」がドバイで開催される。そしてこのほど、このドローンレースの日本選考イベントが2月14日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開催されることが決まった(日本選考イベントの特設サイト)。

選考会への出場申込締切は1月31日。腕に自信のあるドローンレーサーはぜひ参加をしてほしい。

留意点としては、選考会での順位ではなく、1. 規定のコース設定で操縦しているFPV動画、2. その他技術的要素、3.アピールポイント、などの要素を基に、世界中から32チームが招待されることだ。詳細についてはFacebookページ「World Drone Prix日本選考イベント」から問い合わせができる。

今回のレースでは、個人ではなく「チーム制」になっているのが特徴だ。以下「チーム」「コース」「機体・バッテリー」に関する規定をまとめた。

チームに関する規定

  • 1チーム最低4名で編成(パイロット、ナビゲーター、技術者、ピットクルー、チームリーダー)
  • サブのパイロット1名までの登録が可能
  • パイロット以外のチームメンバーは3月1日まで変更可能
  • 各チームは本戦までに必ずスポンサーを付けること

コースに関する規定

  • コースの総距離が1km以上
  • 左右どちらかの直角ターンを4つ以上設置
  • 180度ヘアピンカーブを1つ以上設置
  • 3m以下のゲートを1つ以上設置
  • 10mの急降下セクションを設置
  • 直径1.5mのピットストップセクションを設置
  • 1台ずつの飛行

これらの条件を満たしていれば、どのようなコースも可能ということになる。World Drone Prix in Dubaiのホームページにはサンプルコースが公表されているので、練習の参考にしてほしい。

Image titleサンプルコース1  www.worlddroneprix.com/より

Image titleサンプルコース2  www.worlddroneprix.com/より

ドローン機体/バッテリーに関する規定

  • 高画質カメラを搭載し、1080 60fpsでの映像を記録できること(記録映像にプロペラが入らない角度でカメラを設置すること)
  • 機体後部に10cm以上のLEDバーを設置(日中でも十分確認できる明るさ。3Wが目安)
  • バッテリーがフレームで保護されていること
  • XT60のコネクタを採用していること
  • バッテリーの最大容量は2200mAh、最大放出係数は75C以下であること(セル数の規定はなし)

FPVカメラとは別に高画質カメラの搭載を義務付けているレースは珍しい。ドローンの機体に搭載でき、かつ1080 60fpsで撮影できるカメラはGoProやXiaomiなどに限られるので注意が必要だ。

1080 60fpsの映像が記録できる主なカメラを紹介するのでレース参加を考えているひとは参考にしてほしい。

  • GoPro Hero4/Hero3/session/+
  • Xiaomi Yi
  • RunCam  

Image title1080 60fps での撮影が可能なカメラ GoPro Hero4 Silver(写真左) Xiaomi Yi(写真右)

このほか日本独自の規定として、目視外飛行のための申請書類の準備、5.8GHzの電波帯を使用する場合は無線免許の取得などがある。ただ目視での飛行や、2.4GHzのものを使用する場合は無線免許なしで参加できるとのことだ。

実力者が揃う世界のドローンレースチーム

World Drone Prix in Dubaiには世界中から32チームが招待されることになる。ここで、出場するかどうか定かではないが、これまでの実績から本戦出場の可能性のあるチームを紹介したい。10月にハワイで開催されるドローンレース世界大会「Drone Worlds」には出てくるであろうチームなので、注目したいところだ。

Team ImmersionRC

2015年のドローンレース世界大会「Drone Nationals」で優勝をさらったChad Nowak氏を擁するチーム。Nowak氏のほか、Boris B氏、Metall Danny氏、UmmaGawd氏、Phil Freybott氏と、海外のFPVドローンレース界隈の実力者を揃えており、パイロットの層が厚い。

Drone NationalsでのNowak氏のフライト 抜群にキレのある操縦だ

Immersion RCはFPVドローン関連プロダクトの開発・販売を行ってる企業でもあるので、ドバイのドローンレース参加は企業のプロモーションとしても重要な位置付けと捉えているに違いない。特に、最近FPVレースドローン「Vortex Pro」を販売開始したばかりなので、レース参加の重要性は高いはずだ。

Team BlackSheep

Drone Nationalsで最速ラップタイムを叩きだしたMr. Steele氏を擁する注目のチーム。こちらもImmersionRCと同様、Team BlackSheep(TBS)ブランドでFPV関連プロダクトを開発・販売している企業でもある。

Team BlackSheepのYoutubeチャンネルで、チームパイロットらの操縦スキルのすごさを見ることができるので、今回のドバイに限らず今後ドローンレースをやってみたいというひとはぜひとも参考にしてほしい。

Team BlackSheep Steele氏の操縦 ハイスピードでさまざまなトリックを繰り出すのが特徴

Team Lumenier

FPVドローン「フリースタイル」のパイオニアであるCharpu氏が所属するチーム。LumenierはFPVレースドローンの有名フレームブランドだ。上記2チームと同じく、プロダクトのプロモーションとしてドバイのレース参加は重要度が高い。

Charpu氏のyoutube動画 廃墟の中を自由自在に飛び回っており、操縦精度の高さがうかがえる

このほかにも、Team VoodooやTeam Multi Rotor Maniaなど実力者を揃えるチームがあり、ドバイのレースに参戦してくる見込みは大きい。

ドバイが1億2000万円もの賞金を準備し、ドローンレースを開催する背景には、ドローンを含む最新テクノロジーの研究開発ハブとしての地位を確保する狙いが読み取れる。ドバイでのドローンレースを皮切りに、都市単位でドローンレースを招致する取り組みが増える可能性もある。Catalyst読者には世界のドローンレースにどんどん参戦してほしいところだ。

World Drone Prix日本選考会特設サイトはこちら → http://www.wdpjapan.com

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