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VRの実用性を提案 撮影ロケハンを不要にする「The VR Photo jam」

アクションスポーツの撮影のロケハンをバーチャル空間で行える「The VR Photo jam」が海外で注目を集めている。VRというとゲームなどエンターテインメントの用途が多いなか、実用性の高いプロダクトに活用される事例は珍しい。

ロケハン要らず、撮影のクオリティーをスコア化

開発したのはアメリカ・シカゴを拠点にゲーム開発を行う「Robomodo」。最近発表されたのはプロトタイプで、HTC社とValve社が共同開発したViveコントローラーとVRヘッドセットを使って、アクションスポーツの撮影体験ができる。

VRヘッドセットを装着すると、人がハーフパイプスケートをしている様子が映し出される。その場で歩きまわれば、スケート場のバーチャル空間のなかで移動することができ、スケーターを撮影するためのさまざまなアングルを探ることができる。コントローラーを持ち上げればカメラのファインダーが画面に現れ、動くスケーターを撮影できる。

撮影のタイミングやフレーミング、被写体のポジションがスコア化されるため、ゲーム感覚で撮影の腕を磨くことができるだろう。

Robomodo社の創業者、ジョシュ・ツイ氏は、写真やスナイパーゲーム、ポケモンを撮影するゲーム「ポケモンスナップ」に関心をもち、まさに自分の好きなことが今回のThe VR Photo jamの開発につながった。

彼のほかにも、「モータルコンバット」など人気ゲームを手掛けたベテランのデベロッパーたちが開発に携わった。ゲームの内容にスケートを選んだ経緯をTsui氏は次のように述べた。

スケートボードのビデオゲーム『トニー・ホーク』の開発に携わっていたときに、ハーフパイプのスケーターが頭上を飛ぶスリルを経験したことで、この企画の着想を得た

パパラッチや戦場ジャーナリストなども追加予定

The VR Photo jamのバーチャルカメラには、現在はオートフォーカスなど基本的な機能しか備わっていない。今後は、マニュアルフォーカスへの切り替えなど、徐々に機能を充実させていく予定だ。

また、撮影場面もパパラッチや野生生物のフォトハンティング、戦場ジャーナリスト、張り込み現場など、さまざまなモードが追加していく考え。

撮影を進めるうちに難易度が上がるようにしつつも、難しさと楽しさのバランスを探っていく

とツイ氏。VRの実用性を証明してくれることを期待したい。

価値観を変えるシゲキメディア

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