Q

SuicaやPasmoはこれから不要? 次世代型「ネイル」で改札も楽々通過

駅の改札を通るとき、わざわざかばんからSuicaカードを取り出すわずらわしさを感じたり、家に置き忘れてきたことをそのときになって思い出す・・・ 誰しもそんな経験をしたことがあるだろう。

そんな面倒を、思いきって「カードをからだに埋め込む」ことで克服してしまうというアイデアを、ロンドン芸術大学に通うある学生がかたちにした。

改札もチャージも指をかざすだけ

イギリスの「Suica」にあたる「Oysterカード」。地元のある学生が、そのカードに内蔵されたマイクロチップを自分の「爪」に埋め込み、駅の改札機に自分の手をかざすだけでチェックイン/チェックアウトができるようにしてしまった。

学生はこの「Oysterネイル」を実際に通学に利用しており、これを使えば改札の出入りだけでなく、電子マネーのチャージも機械に手をかざすだけ。財布やカード入れを取り出す手間や自宅などに忘れてしまう心配もないという代物だ。

開発したのはロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ校に通うルーシー・デイビスさん。「日々のルーティンを変えてしまうようなアイデアを形にしなさい」というジュエリーデザインの授業の課題で考えついたと地元Metro誌に語った。

さすがは芸術大学の学生らしく、利便性だけでなくファッション性も配慮している。ネイルにはOysterカードの青・白・水色の柄があしらわれており、意外にも見た目はおしゃれ。「Oysterネイルだ」と言われなければ気づかないほどで、普段の服装に馴染みやすいほどの仕上がりだ。


クロスオーバーする人とテクノロジー

マイクロチップは「爪」に埋め込まれているため、ネイルを落としたり、紛失したりすることさえ気をつけていれば、他人による不正利用などの問題を避けやすくなるだろう。

これまでも、個人認証のために顔や指紋など「人のからだの特徴」が利用されることはあった。しかし、このOysterネイルはパーツをからだに「埋め込んでしまう」ということで、一歩先を行く発想である。

既存の顔認識技術などと組み合わせれば、銀行のATMやセキュリティーゲート、レジでの支払いなどの安全性をより高め、かつより効率的にできるはずだ。

スマートフォン、スマートグラス、スマートウォッチなど、テクノロジーはからだの「外」から「内側」へと徐々に入り込んできている。Oysterネイルのようなアイデアによって、人とテクノロジーはますますクロスオーバーしていくかもしれない。

価値観を変えるシゲキメディア

TAGS

SHARE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『Catalyst』をフォローしよう!