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本当にグルテンフリー? 2分で識別できるセンサーをMIT出資企業が開発

食品に含まれる原材料を識別できるデバイスの開発が進んでいる。MITが出資するNima社は、「グルテンフリーセンサー」を開発した。グルテンフリーを謳う食品を自分で確かめることができる。

グルテンフリー「偽装」を阻止

「グルテンフリー」は、ビーガンやマクロビを実践する著名人が注目するようになり、一般の人にも急速に知られるようになった。だが、そのニーズが急速に高まったため「偽装」も少なくない。

グルテンフリーは、グルテンが「セリアック」という自己免疫疾患の原因とされ、わずかに摂取するだけでも死に至る可能性があることで生まれた。食品の表示を信じて食べた結果、重篤な結果を招いてしまう人も少なからずいる。

アメリカだけでもセリアック患者は300万人にものぼると言われている。悩まされる患者にとって、同社が開発したセンサー「Nima」は待ち望んでいたデバイスだろう。

2分でグルテンフリーかを識別できる

Nimaは、幅7.6cmほどの携帯できるコンパクトなデバイス。センサーに備え付けられているカプセルに食品の小さいサンプルを入れるだけで、2分で食品にグルテンが含まれているかを識別できる。

識別できるだけではない。ユーザーはテストした食品を、専用のスマホアプリで管理することもできる。さらに、ユーザー間でテスト結果の情報を共有することも可能。そのためグルテンフリーレストランを探す手間も省ける。

同社はレストランを中心にNimaを使ってもらい、店で取り扱うグルテンフリー食品の品質を確かめる重要性を呼びかけている。

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ピーナッツ・乳製品のセンサーも

同社はグルテンだけでなく、他の原材料を識別できるセンサーの開発も進めている。2017年には、ピーナッツと乳製品を識別できるセンサーを販売する予定。

Nima社のスコット・サンドボー氏は開発について次のように述べた。

今まで自分たちが食べている物に何が含まれているかを知る方法はありませんでした。アレルギーや殺虫剤、その他の有害物質が入っていてもそのデータが提供されていませんでした。消費者が世に出回っている食品をより正確に知り、健康管理につなげられるツールを提供したいと思っています

センサーは、同社のWebサイトで199USD(約2万円)で先行販売されている。出荷は2016年秋を予定。

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