【ポートランド】UFOか!?いや、あれはポートランドのドローンおじさんだ!#01

2017.1.19

ロズウェル・フライト・テストクルー(Roswell Flight Test Crew)は、米オレゴン州ポートランドを拠点に、ドローンの楽しさを発信している2人組。『CATALYST』取材班が初めて彼らに遭遇したのは、2015年9月にラスベガスで開催されたイベント「Inter Drone」だった。ドローンが大好きなギークといった感じのちょっとコミカルな風貌が目をひいた。
アメリカでドローンの「伝道師」として活動している彼らは、ドローンの黎明期からこれまでどのように飛ばし楽しんできたのか。メンバーの1人であるパトリック・“ルシディティー”・シャーマン氏(写真左)に話を聞いた。

ポートランドのドローンおじさん

—ドローンを飛ばし始めたのはいつ頃ですか?

ドローンと呼ばれているテクノロジーに興味を持ちはじめたのが2010年あたりで、FPV(1人称視点)で飛ばすものとして認知されはじめたときだったね。

当時は、ラジコン飛行機に載せたカメラからのライブ映像を見るというのは、だいぶ風変わりなアイデアですぐに興味を持ったよ。

初めて飛ばしたドローンは、市販されていたドローンの1つ「Gaui 330X-S」。カメラやビデオは搭載されていない、単に空を飛ぶマシーンだった。加速時計は付いてなくて、現在のドローンのように自動で水平を保つような機能やGPSもなかったんだ。

—ロズウェル・フライト・テストクルーを始めようと思ったきっかけは?

ドローンを飛ばし始めて1年近く経って、FPVのシステムも充実してきて、ついにクラッシュなしに30秒以上飛ばせるようになったんだ。そんなある日、ポートランドにある有名な観光地ローズ・ガーデンにドローンを飛ばしに行ったんだ。

今だったらそういう場所でドローンを飛ばそうとしたら間違いなく警官に止められるだろうけど、当時はまだ黎明期で寛容だった。
ローズ・ガーデンの空からの眺めを楽しんだ後、バッテリー残量が少なくなって着陸したんだ。FPVゴーグルを外してみると、驚くことにそこには20人くらいのひとたちが集まっていて、僕のドローンを興味津々に見ていたんだ。その後の45分くらい、ドローンのテクノロジーやどうやって飛んでるのかなどについて質問攻めだったよ。

—まだドローンが一般に知られていない時代なので、そのひとたちもかなり驚いたでしょうね。

その後すぐに、相棒のブライアン ”テク二スタイン” ズヴァイグズ(メイン写真右)が「質問への答えを掲載したウェブサイトを立ち上げるべきだ」と言ったんだ。そうすれば、人々はそこから学ぶことができるからね。

多くのラジコン愛好家でさえドローンを見たことがない頃だったから、僕らがドローンを飛ばしてLEDを点滅させているといつでも「見ろ、UFOだ!」と叫ばれたものだよ。

操縦をマスターするにあたって、たくさんクラッシュもしていたから、史上最も有名な 「UFO墜落事件」が起きたロズウェルから名前を取って、ウェブサイトの名前を「ロズウェル・フライト・テスト・クルー」にしたんだ。

ドローンは楽しいものだから、僕らはマジメになりすぎない

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—ロズウェル・フライト・テストクルーの特徴やミッションは?

まず僕らは「マジメになりすぎない」っていうのははっきり意識しているよ。ドローンで遊ぶのはものすごく楽しいことだからね。人々が僕らと接する時には、テクノロジーが持つその楽しい感じを持ち帰ってほしいんだ。

僕らは知識や成功体験だけでなく、自分たちの限界や失敗についても同様にシェアしている。「僕らは第一に生徒で、第二に先生だ」といつも言っているよ。
このテクノロジーには知るべきことがすごくたくさんあるし、常に学んでいなければ絶望的なほど遅れをとってしまう。

そうした道のりの中で、この分野のエキスパートとして認知されるようになって、「Rotor Drone」「Drones」「Drone360」をはじめとした雑誌で記事を書いたり、「Inter Drone」「AUVSI Xponential」などのイベントで登壇するようになったんだ。

僕らのミッションは「安全で役に立つドローン・テクノロジーの使い方を実際にやってみせたり、説明すること」といったところかな。ドローンが僕らの生活を良くする可能性をすごく信じているから、それをシェアしていくべきと感じているよ。

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ドローンが広く知られる前から飛ばし始め、その楽しさや活用方法を伝えているロズウェル・フライト・テストクルー。後編では、ビギナーへのアドバイスや、オレゴンならではのドローンの飛ばし方などを聞いていく。

取材・執筆 :

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UFOか!? いや、あれはポートランドのドローンおじさんだ!(前編)

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