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ドローンが置き換える人間の仕事・サービスの市場価値は約14兆円 PwCが試算

ドローンは近い将来、人間の仕事を奪うーー。そんな予測を、プロフェッショナルサービスファーム世界大手、PwC(プライスウォーターハウスクーパーズ)が発表した。

同社が2016年5月9日に発表した試算結果によると、今後生まれるドローンを活用したソリューションの市場価値は近い将来、1270億ドル(約13.8兆円)に上る。またその規模は、ドローンに置き換えられる現在のサービスや労働力のそれに相当するという。

ドローンの産業活用によるインパクトが最も大きい産業はインフラで、ドローン関連のソリューションの市場規模は全世界で452億ドルとなる見込み。以下は、各産業における市場規模について同社が試算した結果である。

  • インフラ    452億ドル
  • 農業        324億ドル
  • 輸送        130億ドル
  • 警備        100億ドル
  • メディア・エンターテイメント    88億ドル
  • 保険        68億ドル
  • 電気通信    63億ドル
  • 鉱業        44億ドル
  • 合計 1270億ドル

結果の分析によれば、インフラ産業においては主に施設のメンテナンスなど、農業においては土壌や作物のデータ収集や分析だけでなく、作物への水やりや農薬の散布といった日常的な業務にもドローンは活かされる。

保険、鉱業産業においては、ドローンを駆使することでこれまでにない切り口のデータを収集できることから、サービス改善のための糸口を見つられる可能性がある。輸送産業においては、ラストマイル(地形的に孤立した地域への配送)の状況を一変させるとのこと。

ドローンの活用は、移動性と高品質なデータを求める産業に適していると同社は分析する。特に、広いエリアに分散する資産の管理に課題を抱えるビジネスにおいては、その解決にドローンは活かすことのメリットは大きい。

ドローンによる革新は各産業で起こっている。輸送やリアルタイムのデータ収集を高品質かつコストをかけずに行うことを求める産業がある一方で、フライトスピードや積載量を重視する産業も。

ドローンに求められるニーズや必要とされるスペック、機能は多岐にわたりながらも、あらゆる産業での活用とともに、労働力の置き換えが今後起こっていくものと思われる。

参考ページ

http://pwc.blogs.com/press_room/2016/05/global-market-for-commercial-applications-of-drone-technology-valued-at-over-127bn.html

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