【秋田】日本初の国際ドローンレースが秋田県仙北市で開催

2017.1.23

2016年7月29〜31日にかけて秋田県仙北市で「DRONE IMPACT CHALLENGE・ASIA CUP 2016」が開催された。日本を含むアジア8カ国からトップパイロット約50名が参加。海外パイロットが参加する日本初の国際ドローンレースだ。
秋田県仙北市は「地方創生・近未来特区」に指定されており、最大7機飛ばせる周波数帯が使える特別な大会である。通常はドローンを同時に3機までしか飛ばせない。

Image title仙北市 門脇市長の開会挨拶

仙北市の門脇市長は開会の挨拶で「大会を通じて操縦技術の向上と機体改良のヒントをつかんでほしい。ドローンが日常の必需品になることは確実。世界的な開発競争の中で、仙北市はドローン産業に挑戦したい」と想いを語った。
大会初日となる29日には小学生を対象としたドローンスクールが行われた。
スクールでは大会主催者の駒形氏が、ドローンの構造やなぜドローンが飛ぶのか、ドローンがこれからどのように活用されるのか、などを説明する入門講座が行われた。

Image titleFPV Robotics代表 駒形氏によるドローン入門講座

講座の後はドローン操縦体験コーナーが開催された。
安定性が高く、適度な操縦感のあるParrot社のローリングスパイダーを使って、参加者たちはドローン操縦を体験。
約50人の小学生がドローンの操縦に目を輝かせていた。

Image titleタブレットで操縦を楽しむ小学生

また、別会場では、「地方創生シンポジウム~この指とまれ~近未来技術が拓く田舎の未来」が同時開催された。

Image title写真左から 内閣府地方創生推進事務局審議官 藤原豊氏、株式会社DeNA執行役員オートモーティブ事業部長 中島宏氏、Needs-OneCo.Ltd 牧浦土雅氏、東光鉄工株式会社UAV事業部シニアマネージャー 鳥潟興明氏、仙北市長 門脇光浩氏

地方創生に関心ある約200名が会場に集まり、刺激的な時間を共有した。

海外勢の圧倒的な実力

Image titleマスタークラスには26名のパイロット出場

30日はFPVドローン部門マスタークラスの予選会が行われた。日本、中国、韓国、マレーシアなどアジア8カ国、計26名のパイロットが出場。3分間のタイムレース形式でベストラップが記録となる。
チャンスは2回。途中でクラッシュしてしまい、記録なしの日本人パイロットが続出する中、海外勢は圧倒的な力の差を見せつけた。

Image titleドローンに搭載したカメラからの映像に目を奪われる観戦者

予選は海外勢が上位を占める結果となった。

固定翼やフリースタイルも

Image title仙北市の名所である「抱き返り渓谷」という絶好のロケーションを舞台に固定翼が悠々と飛行していた。

Image title固定翼部門で優勝に輝いた音田哲男氏

31日はFPVマスタークラスの決勝と日本初の試みとなるフリースタイルが行われた。
フリースタイルでは5人の審査員が芸術性を評価し、最も点数の高いパイロットが優勝となる。選手は2分間の音楽に合わせ、自由にドローンを飛ばす。

Image titleフリースタイル部門優勝のリ・クンファン選手(中国)

フリースタイルでドローンによる芸術を堪能したところでいよいよFPVマスタークラス決勝が行われる。
前日の予選を通過した6カ国15人で準決勝が行われ、中国、韓国、インドネシアの計5人が決勝に進んだ。

Image title決勝進出の5人。日本選手は惜しくも準決勝で敗退。

いよいよ世界初の5人同時スタートによる決勝が行われようとしていたが、アクシデントが発生。
電波接続の不具合などで、約4時間遅れの開始となった。
決勝大会では最高時速150キロ近くでデッドヒートが繰り広げられた。

Image titleFPVマスタークラスで優勝した韓国のキム・ヒョンソプ選手(39)

優勝は韓国のキム ヒョンソプ 選手。
予選時から大会最速タイムを叩き出すなど圧倒的な実力を見せ、見事優勝に輝いた。

Image titleマスタークラス1位と3位は韓国チーム

大会成績はこちら

【Master Class】
優 勝 キム・ヒョンソプ / Hyeong Seob Kim(韓国)
準優勝 リ・クンファン / Kun Huang Li (中国)
第三位 リ・チャンハン / Chang Han Lee (韓国)

【Reguler Class】
優 勝 鈴木 紀文 / Norifumi Suzuki (日本)
準優勝 大塚 毅 / Tsuyoshi Ootsuka  (日本)
第三位 成澤 章浩 / Akihiro Narisawa (日本)
第三位 八城 吉徳 / Yoshinori Yashiro (日本)

【Free Style Class】
優 勝 リ・クンファン / Kun Huang Li (中国)
準優勝 矢田 篤幹 / Atsuki Yada    (日本)
第三位 アクセル・マリオ・クリストファー / Axel Mario Christopher (インドネシア)

【Wing Class】
優 勝 音田 哲男 / Tetsuo Onda    (日本)
準優勝 高梨 智樹 / Tomoki Takanashi  (日本)

【Under 199 Class】
優 勝 千葉 栄治 / Eiji Chiba (日本)
準優勝 小河 匡史 / Masashi Ogawa (日本)
第三位 中井 博久 / Hirohisa Nakai (日本)

【CONNEX ProSight×Astro Class】
優 勝 キム・ヒョンソプ / Hyeong Seob Kim(韓国)

課題も多く残る大会となってしまったが、来場者数1700人を超える大盛況ぶりはドローンへの関心が高まっていることを示すした。今大会の経験を生かし、さらなる先駆的取り組みで、日本のドローン産業発展を引っ張っていってほしい。

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優勝は韓国チーム 日本初の国際ドローンレースが秋田県仙北市で開催

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