Q

ドローンが普通のハネムーンを世界から注目される唯一無二なものに変えた

「僕たちはホントにいたって普通の大学生で、リア充かわからないですけど、充実した大学生活を送っていた、ただの大学生だったんです。僕は、就活もして、普通に就職もするつもりで。実際、就職して、働いて。でも、ずっと心に引っかかっていた言葉があったんです」(kazさん)

kazさんとmarikoさんは、ドローンを持ち歩きながら、一年間に渡り世界一周ハネムーン旅行をしている夫婦。世界各地でドローンを使用し、撮影した映像が注目され、今最も注目されているハネムーン旅行者だ。Catalyst編集部はなぜ普通の旅行好きだった彼らがドローンを持って旅に出るに至ったのか、彼らの過去を独自取材。

Image title

ある教授がふと言った言葉で我に返った

「僕は、関西にある大学の文学部で、近代文学を専攻している大学生でした。そこで、普通の大学生活を送ってきたなかで、このままでいいのかな、何か違うことをしたいという思いが強くなっていったんです。第二外国語の先生がふと、こんなことを言ったんです。卒業して働くよりも、例えば休学して、世間の常識にとらわれず違うことをしてもいいんじゃないかって。それに凄く共感してしまって」(kazさん)

Image title

「私は、大学で臨床心理学を学び、卒業後は水泳のインストラクターになりました。出張で台湾に行ったり、楽しく過ごしてました」(marikoさん)

Image title

kazさんが初めて旅に出たのは、大学2年のとき。初めてにしては、ハードな旅だった。中国から、東南アジア、インド、ヨルダン、イスラエル、エジプト、モロッコ、ヨーロッパと、ユーラシアを横断。旅に出たいというよりは、日本を離れたいという欲望のほうが強かった。自分の時間を作りたいとも思っていた。

Marikoさんが初めて旅に出たのは2012年にkazさんとインドに行ったのが初めて。デリーから、ダラムサラ、そしてバラナシへ。北インドを網羅する旅。こちらもなかなかハード。このようにしてふたりは旅に目覚めた。でも、ここまでは比較的よくある話。

「だから旅の楽しみ方は知っていたんです。ハネムーンは凄く楽しみだったんですが、ちょうどネットでドローンのことを知って。当時、旅にドローンを持って行っている人が僕の知る限り誰もいなかった。その時、教授の言葉が思い浮かんで教授の言葉にならってドローンを持っていくことにしたんです。正直、狙って持って行ったところはありましたね(笑)」(kazさん)

ドローンによって世界中から注目されることに

そして、思いつきで持って行ったドローンは、文字通りふたりに大きな視野を与えることになる。

「SNSで動画を見た世界各国の人から、『どうやって持って行ったんだなど』ドローンに関する問い合わせが殺到したんですよ。メディアからの取材の依頼も頂いたりして。動画の編集や、ドローンの操作も一から勉強して、僕の世界も広がりましたね」(kazさん)

ふたりだけのハネムーンは、こうして、世界中に注目されるみんなのハネムーンになった。Kazさんの狙いが的中したというわけだ。

ドローンというテクノロジーによって、普通のハネムーン旅行者だったふたりが、世界中で注目される旅人に。テクノロジーは、普通の人の人生を変えうる。そのいい例であると同時に、人の才能を引き出すいい例でもあるのだ。

Image title

Image title

(取材を終えて)

世界一周旅行者と言えば、よくも悪くも個性的な人が多い。ヒッピーみたいな人から(kazさんの見た目は若干ヒッピー)、意識高い系の人まで。でもふたりは新しいタイプの旅行者に思えた。そのどちらでもないようだった。からっとしていて気持ちいい。極度の自己顕示欲や、承認欲求とは無縁とも思える。そういったものに縛られない人たちだった。彼らの存在が、ドローンという最新テクノロジーを使って評価され、広く知られたことにより、少しでも窮屈な自意識から開放される人たちが増えたらいいなと個人的に思った。



価値観を変えるシゲキメディア

TAGS

SHARE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『Catalyst』をフォローしよう!