Q

DJIが「ドローン×3Dプリンター」で人命を救うアイデアを募集中

ドローンを人命救助に活かそうとする動きが国内外で見られる中、ドローンメーカー大手のDJIが、3D印刷サービスを提供するShapewaysと共同で、探索・救助向けのドローンアクセサリーのデザインコンテストを開催している。

ShapewaysはDJIを含む複数のドローンメーカーにカメラマウントやレンズキャップ、着地ギアなどを供給している企業である。

募集するのは、DJIのドローン「Phantom」の機体に装着可能なアクセサリー。応募方法は、Shapewaysのサイトにユーザーログインし、特設ページにて3Dファイルをアップロードするのみ。

優勝者には「Phantom 4」とShapewaysで利用できる1000ドル相当(約10万円)のプリントクレジット、入賞者3名には500ドル相当(約5万3000円)が贈られる。

LCdesign社が出品したのは、ドローンを水面に着地させ、溺れている人の救助などをサポートする「Renovatio Drone」。カプセル状のアクセサリーで、ドローンの足に装着することでドローンが水面で浮かぶことができるというもの。カプセルは容器の役割も果たし、そこに予備のプロペラなどを備蓄できるという。

Renovatio Droneは「Phantom 2」と「3」に対応し、1ピース148ユーロ(約1万8000円)。Phantom1機につき2ピースが必要となる。同作品をはじめ、すでにエントリー済みのアクセサリーはShapewaysホームページで購入できる。

優勝者と入賞者は、10月1日にアメリカ・ニューヨーク市で開催される世界最大のDIYイベント「Maker Faire」で発表。各作品のデザインは、同国カリフォルニア州のサンマテオ消防局に寄付される予定だ。

DJIの事業開発ディレクター、Eli Morgan Harris(エリ・モーガン・ハリス)氏は、

今回の挑戦は、より少ない人員でリスクなく多くの命を救う製品の開発につながる

と話す。

Shapewaysのコミュニティマネージャー、Andrew Thomas(アンドリュー・トーマス)氏も、

広い海で小さな人の姿を見つけるにはただでさえ大変な作業が伴う。それに、悪天候や海の荒れなど条件が加われば、救助はより一層困難に。ドローンのアクセサリーは、救急隊員の視界をよりよくし、海上に着地させたり救援物資を届けたりして、救助にかかる時間を減らしてくれるだろう

と同調する。さらに、

今回のアイディアは序の口にすぎず、3Dプリント技術は人びとが想像し得なかったことをこれから成し遂げていくはずだ

と、ドローンと3Dプリントの掛け合わせによる革新的なアドオンが、今後さらに出てくることに期待を寄せた。コンテストの応募締め切りは7月15日。

デザインコンテストの特設ページ

「ナショナルジオグラフィック」もドローン関連コンテストを開催中

価値観を変えるシゲキメディア

TAGS

SHARE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『Catalyst』をフォローしよう!