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不健康な間食習慣から抜け出したい? ほんの一瞬で食品を見きわめる方法

「頭がはたらかない。どうしても甘いものがほしい・・・」、そんなとき、多くの人が真っ先に手を伸ばす「間食の優等生」が、チョコレートではないだろうか。

実際、チョコレートは、人のパフォーマンスのものさしである「血糖値」を上昇させる。値が上昇するとき、人の脳は活性化しているので、仕事がはかどるのは気のせいではない。

ただ、気をつけておきたいのは、すべてのチョコレートにこの効果を期待できるわけではないということ。その「成分」によっては、逆効果のときもあるのだ。

今回は、そのことを示すために、デジタルヘルスケアサービスを提供する「ライフロボ株式会社」の協力を得て、2種類のチョコレートを食べた後の血糖値の変化を測定した。

またその結果をお伝えした上で、チョコレート以外にも活かせる、パフォーマンス向上などにつながる正しい健康食品の選び方をご紹介したい。

糖質の量がパフォーマンスを左右する

今回は、某菓子メーカーが販売している、同じブランドの2種類のチョコレートを使って、食べた後の血糖値の変化を比較した。

  • ノーマルチョコレート(一枚4.9グラム、糖質2.7グラムを2枚)
  • 高カカオチョコレート(一枚4.9グラム、糖質1.8グラム、食物繊維0.53グラムを2枚)

なぜ血糖値を測るかというと、冒頭でも述べたが、人のパフォーマンスのものさしだからだ。

血糖値が高まっているとき、脳にはエネルギー源であるブドウ糖が行きわたっており、脳は活性化している。その値は、食後、ゆるやかに上昇するのが理想的である。

血糖値が急上昇してしまうと、からだが異常を察知し、ゆるやかに保つためのインスリンが狂って、血糖値が急低下してしまう。そのとき脳は、眠気気だるさなどを感じてしまうのだ。

では、チョコレートの種類によって、血糖値の上がり下がりに違いはあるのか? それを、20〜30代の3名の被験者が試した結果が、こちらだ。

*3名の血糖値の平均を表したもの。結果には個人差があります*3名の血糖値の平均を表したもの。結果には個人差があります

このグラフから言えることは、2つある。

  1. 高カカオチョコレートのほうが血糖値の上昇・下落はゆるやか
  2. ノーマルチョコレートは血糖値が最高に達した後、急低下した

つまり、パフォーマンスの観点では、高カカオチョコレートのほうが優れていることになる。

その違いは「糖質」にある。これまでエナジードリンクなどでも測定を行ってきたが、糖質が血糖値を大きく上昇させることがわかってきた。ノーマルよりもさらに甘い、ミルクチョコレートで試していれば、血糖値はさらに乱高下していたことが予想される。

間食としてノーマルかそれ以上に甘いチョコレートを食べるときには、量やその後のスケジュールに気をつけたほうがよいだろう。そうでないと、食べてから30分後に、パフォーマンスがより落ちてしまうおそれがある。

食品を見極めるにはパッケージ裏面の「先頭」に注目

では、糖質があまり含まれていない商品を見分けるにはどうすればよいか? 一瞬で実践できて、かつチョコレート以外の食品にも活かせる方法があるので参考にしてほしい。

「カカオ70%」のようにパッケージにわかりやすい表記があれば問題ないだろう。もしそうでない場合は、パッケージの裏面に書かれている「原材料名」に注目しよう。

原材料名は、「添加物以外の原料」→「添加物」→「アレルギー表示」の順番で、情報が表記されている。その先頭に「砂糖」と書かれていたら要注意だ。

上がノーマルチョコレート、下が高カカオチョコレートのパッケージ裏面の記載上がノーマルチョコレート、下が高カカオチョコレートのパッケージ裏面の記載

先頭に砂糖と書かれていたら、それはチョコレートではなく、チョコレート味の砂糖を食べているといっても過言ではない。だから、仕事中の間食、パフォーマンス向上の観点からはおすすめできない。

逆に、先頭にチョコレートの本来の原料であるカカオマスやカカオバターと書かれていれば、糖質は抑えられるはず。一般的に「高カカオ」とは、カカオ分が70%以上のものを指すとされているので、選ぶ際の目安にしてみてはいかがだろうか。

パフォーマンス向上につながるチョコレート選びのポイント

  1. 原材料名の先頭に砂糖と表記されていないものを選ぶ
  2. カカオ分が70%以上含まれているものを選ぶ
  3. 食べ過ぎない。測定を踏まえ、一度に10グラム程度を推奨
  4. チョコレートの代わりとなる食品を選ぶのもよい。(例)カカオ豆をフレークにした「カカオニブ」は砂糖を含まないし、細かい粒状になっているため苦味も抑えられている

このパッケージの見方は、チョコレート以外の食品にも当てはまる。今後、自分の体調やパフォーマンスを食事で管理しようとする際には気をつけてみてほしい。

食品を選ぶ際にパッケージの「原材料名」に少し目を通すだけで、あなたはバイオハックをより加速していけるだろう。

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