Q

コンビニ弁当のあたためはNG!「ある成分」が溶けだし不妊、乳がんの原因に

コンビニ、カップ麺の容器にも含まれる・・・

「お弁当温めますか?」、コンビニでこう聞かれたら断ったほうがよい。なぜなら、レンジで加熱することで弁当の容器に含まれている「ある成分」が溶け出し、あなたのからだにストレスを与えているかもしれないからだ。

『Catalyst』ではこれまで、健康のために自分にあった「食べ物」を選ぶよう訴えてきた。今回は、「食べ方」に目を向けたい。せっかく選んだ食べ物の効能を、それを入れる容器などが奪ってしまう場合があるのだ。

さて、冒頭の「ある成分」とは、「ビスフェノールA(BPA)」。聞き慣れない名前だが、よく利用するであろうプラスチック製品に含まれる、ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂の原料として使用される化学物質だ。

コンビニ弁当の容器プラスチック製の食器食品保存用容器ペットボトル缶詰(内部のさび止め用コーティング)、カップラーメンの容器・・・ BPAはあまりにも身近な日用品に含まれている。

電子レンジや紫外線による加熱、酸性の物質との化学反応、強力な洗剤の使用、劣化などで溶け出し、食事の際に体内に取り込まれてしまうのだ。

コンビニ弁当のあたためはNG!「ある成分」が溶けだし不妊、乳がんの原因に

不妊、乳がん、思春期早発の原因にも

BPAに気をつけなければならない理由は、それが「環境ホルモン」だからだ。

環境ホルモンとは、人間の自然なホルモンバランスを崩す要因の一つ。からだにとってはストレスであり、蓄積されることで、私たちの免疫力や、添加物やからだへの異物を排泄する機能を低下させてしまう。

女性にとって特に深刻なのが、生殖機能にかかわるトラブルだ。

子宮内膜症不妊多のう胞性卵巣症候群乳がんなど。男性であっても、精子の数や質の低下前立腺がんなどを引き起こす可能性がある。

妊娠中の女性は特に気をつけてほしい。1990年代後半から行われてきた多くの試験研究の結果から、胎児の体重増加量の低下や生まれてからの性周期の異常が懸念されている。

また、子供の発育後も、思春期に起きるはずのからだの性成熟が年齢からみて不相応な早い時期に起きてしまう思春期早発小児肥満などのリスクも明らかになっている。

海外ではBPAを禁止・規制

これほどのリスクをはらむBPAだが、国によって対応は異なる。

一番ショッキングなのは、昨年(2015年)フランスが国内でのBPAを含む食器や容器の販売を全面禁止したことだ。カナダは、2010年にBPAを有害物質に指定。アメリカは、ポリカーボネート製のほ乳びんや子供向けの水筒などの輸入・販売を禁止している。

一方、日本では2008年に厚生労働省が、「成人への影響は現時点では確認できない」とし、現時点では「BPAの摂取をできるだけ減らすことが適当」と発表。その後、大きな動きは見られない。

たしかに、人間には自然に排出する能力を備えているため、微量であれば問題ないのかもしれない。厚労省の発表をどう受け止めるかは人それぞれ。ただ、諸外国の動きを踏まえると、コンビニ容器などBPAが含まれる容器の扱い方には、できるだけ気をつけたほうがよいだろう。

コンビニ弁当のあたためはNG!「ある成分」が溶けだし不妊、乳がんの原因に

BPAの摂取量を減らす対策は?

そこで、BPAの摂取量を減らすためにできる簡単な方法をリストアップした。

  • BPAフリーマークがある容器を使用する
  • BPAフリーマークがないプラスチック製容器は温めない
  • BPAフリーマークがないプラスチック製容器に熱湯を注がない
  • コンビニ弁当、スーパーのお惣菜は皿に移し替えて電子レンジを使用
  • ペットボトルは紫外線を避けるため直射日光が当たる場所に放置しない
  • ペットボトルは劣化を防ぐため使いまわしを避ける
  • 缶詰食品はできるだけ買わずに、パックやびん詰めのものを買う
  • ほ乳びんはBPAフリーかガラス製を選ぶ

自らの体調、そして次世代への影響も踏まえ、日常生活に役立ててほしい。また、これをきっかけに「食べ物」だけでなく、それを口に入れるまでの「ラストワンマイル」=食べ方にも目を向けていきたい。

コンビニ弁当のあたためはNG!「ある成分」が溶けだし不妊、乳がんの原因にBPAフリーのタンブラー。タグには「BPA free」の文字

関連記事:
ビーガン、ベジタリアン・・・ 健康志向の人が不健康になる原因は「ある栄養素」の不足
好物が体調不良の原因に? 3人に2人が発症している「遅発性アレルギー」とは
モチベーションが上がらない!パフォーマンス向上のカギは「血糖値」

価値観を変えるシゲキメディア

TAGS

SHARE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『Catalyst』をフォローしよう!