アーユルヴェーダとは〜世界最古の伝統医学で病気を防ぐ〜

2017.1.19

何となくからだがだるい、疲れがとれない、体の冷えや頭痛、不眠、そんな原因不明の不定愁訴に悩まされている人は多い。日常生活に支障を来さないからだや心の不調は、ついつい放置しがちになってしまう。より健康で自分らしく生きるための生活の知恵としてアーユルヴェーダを取り上げる。

アーユルヴェーダとは

何となくからだがだるい、疲れがとれない、体の冷えや頭痛、不眠、そんな原因不明の不定愁訴に悩まされている人は多い。日常生活に支障を来さないからだや心の不調は、ついつい放置しがちになってしまう。
その結果、病気と診断され病名がつけられ、初めて自覚し治療するのではなく、今回は病気になる前の段階、中国医学でいう未病の段階で対処することに重点をおいた予防医学、そして自分の本質を知ることで、より健康で自分らしく生きるための生活の知恵としてアーユルヴェーダを取り上げたい。

世界最古の伝統医学は「生命の科学」が語源

日本ではアーユルヴェーダという名前は聞いたことがあっても、オイルマッサージなど、エステ感覚の美容法として捉えている人も多いのではないだろうか。
アーユルヴェーダは、インド・スリランカで生まれた約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学で、その語源はサンスクリット語のAyuh(生命・寿命)Veda(科学・知識)を合わせた言葉から、「生命の科学」、「寿命の科学」という意味を持つ。インド、スリランカでは医療としてだけではなく、人々の生活に浸透した家庭の健康法でもある。
西洋医学が、手術や投薬で病気の症状を取り除く治療医学であるのに対し、アーユルヴェーダは治療もするが、根本にあるのは、自分の「生き方」そのものを見つめ直すことで、病気のもとを断つという考え方である。ここでいう「生き方」とは、食事や運動、睡眠などの生活習慣全般と、人間関係や考え方などの精神面をさす。

人は自分を取り巻く、自然環境や人的環境、さまざまな環境の一部として、周りとバランスを取りながら生きている。そのため、環境が変わることで、心も体も直接的に影響を受ける。そのことを理解したうえで、心身のバランスが崩れた時、それが環境の変化によるものであれば、その原因を特定し、改善する方法を見いだす。
例えば、季節、温度、1日の中でも朝なのか夜なのか、その違いでも影響をうけるし、人的環境でいえば、仕事での人間関係や友人との関係、家庭での関係、気が付かないうちに、常に何かしらの変化から影響をうけ続けている。

それを踏まえた上で重要視しているのが、バイオハックと同じことがいえるのだが、アーユルヴェーダでも、人間はひとりひとりが異なったプラクリティ(体質)を持っていて、大切なのは自分の体質を知り、その弱点を知り、どんな環境の変化にも順応できるような生き方をすること。つまり自分を知って自分で対処する養生法である。

風、火、水の3つエネルギー性質のドーシャとは

風のエネルギー「ヴァータ」
空と風の元素から構成され、軽・冷・乾・粗・動の性質を持ち、肉体の運動、感覚の刺激や神経の伝達、呼吸といった働きを司る。

火のエネルギー「ピッタ」
火と水の元素から構成され、熱・鋭・流・変・液の性質を持ち、体内における化学変化、食物の消化・吸収、代謝といった働きを司る。

水のエネルギー「カパ」
水と地の元素から構成され、重・冷・遅・油・緩の性質を持ち、身体に結合エネルギーとして、肉体の構造や体力の維持、同化作用といった働きを司る。

このように、アーユルヴェーダでは身体を「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(水)」の3つの性質のエネルギーで支えられていると考えられている。これらのエネルギーは「ドーシャ」と呼ばれ、その意味は「不純なもの」「病素」という意味があり、中国医学でいう気に相当する。
あらゆる身体の現象の基礎にはこのドーシャの働きがあるとされ、日々の心身の状態や季節によってかわる体調の変化、また個々人によって差が出ることなど、これらのエネルギーによるものと考えられている。
アーユルヴェーダでは、これらの「ドーシャ」がバランスの取れている状態を健康と位置付け、そのバランスが崩れると健康を損なう状態になると考えている。

バース・プラクリティとボディ・プラクリティ

自分のプラクリティ(体質)とは、「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(水)」の3つドーシャのうち、どのドーシャがバランスを崩しやすいかというもの。基本的にプラクリティは生来のもので、一生変化しないものとされ、バース・プラクリティと呼ばれている。
その考え方は、現代医学の遺伝学に似ていて、生来的にある一定のドーシャのバランスを崩しやすいということは、体質的に一定の病気になりやすいということを意味する。
しかし、その後の食生活や習慣など後天的な要因で、別の体質の特徴も出てくる場合があり、これをボディ・プラクリティと呼んでいる。
まず自分のプラクリティ、自分の優勢なドーシャを知り、そのうえで、自分にあった食事療法や生活スタイル、浄化療法、鎮静療法など生活にアーユルヴェーダを取り入れてみてはどうだろうか。

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アーユルヴェーダ 世界最古の伝統医学で病気を防ぐ

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