Q

シミ、シワ、たるみ、くすみの天敵はAGE(終末糖化産物)

年齢とともに、気になるお肌のシミ、シワ、たるみ、くすみ。「老化」を防ぐことは、いくつになっても永遠のテーマだ。年齢に比例して増える、スキンケア用品やサプリメント。お金をかけるケアの前に、普段の食生活を見直すことで老化を防げるとしたら、こんなに嬉しいことはない。今回、老化の原因としてよく取り上げられる「酸化」と同じく最近注目を浴びている「糖化」について取り上げたい。

AGE(終末糖化産物)とは?

AGE(Advanced Glycation End Products)は、「タンパク質と糖が加熱されてタンパク質が劣化し発生する悪玉物質」のこと。パンで例えると、小麦粉、牛乳などで作られるパンの中に含まれる、糖質・タンパク質が加熱され、劣化したタンパク質が表面に「焦げ」としてでる現象。このような現象が人間のカラダにも起きる。

人間の皮膚、髪の毛、筋肉、骨、血管、臓器はタンパク質でできているため、カラダを作るタンパク質が劣化すると老化に直結することから「AGE」は老化の元凶とも言われている。老化だけではなく、このAGEが血管の中に蓄積すると、代謝が滞り、シワやシミのみならず、動脈硬化、糖尿病、骨粗しょう症、アルツハイマーなどになるリスクが高まるといわれている。

AGE値が高い食品、調理法

AGEの含有量は食品ごとに大きな差がある。主食では、パスタ、パンケーキ、コーンフレーク、ワッフルなどに多く含まれている。ご飯と比較すると、ワッフルを朝食に食べる人はご飯を朝食にしている人に比べ、何と95倍以上のAGEを摂取していることになる。

主菜の食材でいうと、魚介類より肉類に多く含まれていて、特にソーセージやローストビーフなどが高い数値を含んでいる。

このように高AGE値食品をなるべく避けることが一番重要だが、次に重要なのが調理法。同じ食材でも調理法により、AGEが増える場合がある。AGEの量は「焼く」「炒める」「揚げる」といった高温調理で爆発的に増える。とくに注意したいのが、高温の油で揚げるフライドポテト。なんと茹でたジャガイモと比較すると90倍近くAGEが増える。

さらに、コーヒーもドリップした淹れたてのものと、ヒーティングプレートで1時間以上保温していたものを比べると、淹れてのコーヒーより保温していたものの方が、8倍以上AGEが増える。

このようにAGEを増やさないためには、生で食べられる食材は火を通さず生で食べること。加熱する必要がある食材は、高温調理を避け、「茹でる」「煮る」「蒸す」といったAGEの発生を抑える調理法を選ぶ。つまり、焼き魚よりは刺身、焼肉よりはしゃぶしゃぶといった食事を心がける。

血糖値の上昇を抑えるのがカギ

AGEを多く含む食品、調理法について取り上げたが、実際、食生活で肉類や焼いたものを我慢するのは難しい。AGEを意識し、無理しない程度に取り入れ、血糖値を急激に上げない習慣を取り入れてみよう。AGEの溜まり具合は、血糖値と密接に関わっている。

血糖値が高い状態が続くと、体内に糖質が多すぎる環境になり、AGEの発生を高めてしまう。そこで、血糖値の急激な上昇を抑えるために下記の点に注意する。

  • 食べる順番を野菜から摂取することで血糖値の急激な上昇を抑える
  • 食後にウォーキングすることで、食後の高血糖から生じるAGEを減らす

普段意識しないAGE。食材のAGE値を意識し、選ぶ食材、調理法、食べる順番など、食生活を見直すことで、カラダの内側からキレイを目指し、若々しく健康なカラダで年齢を重ねることを目指そう。

参考図書:牧田 善二(2012)『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい カラダが糖化しない賢い生活術』ソフトバンククリエイティブ

モチベーションと血糖値に関する記事はこちら

「バイオハック」に関する記事はこちら

エナジードリンクについての検証結果!?はこちら

価値観を変えるシゲキメディア

TAGS

SHARE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『Catalyst』をフォローしよう!